「学習の遅れ・成績不良」への解決方法

丁寧に対応し結果に対して「努力した」と割り切った

困りごとと解決方法の詳細

丁寧に教えるしかないと思う。
通院していた医療機関Aの医師は「将来、大人になったときに日常生活が不便にならないものなら、捨ててもいいんじゃない?」、「出来るものは自信につながるからやらせなさい」とアドバイスがあった。
ただ試験の前は「努力はしよう」とフォローした。
試験結果が0点に近いものを持ち帰ってきても「努力したから」と私自身も割り切った。

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専門家からのアドバイス

困りごと、なぜ?どうして?どうしたらいいの?

子どもは『音韻意識(例えば「くるま」は「く」と「る」と「ま」でできていると理解すること)』を通して、言葉を読んだり書いたりする『学習』の基礎を整え、巧みに使いこなしていくようになります。その後、小学校入学後は教科学習において『読み書き』機能を使いこなし、知識や経験を積み重ねていきます。『学習』は小学校入学後、『読み書き』を基盤に毎年高度な知識や経験を積み重ねていきますが、発達障がい(『自閉スペクトラム症』『注意欠如多動症』『限局性学習症』『知的発達症』等)の方では、特性により『読み書き』、それを基にした教科学習でつまずきを示す方々が多くいます。それぞれの障がいによりつまずき内容は異なりますが、どれも脳機能の特性によるもので、『やる気がない』わけではないことを理解し、皆で支援を考えていくことが大切です。現在の日本では、教育機関では『特別支援教育』の考えが広がり、障がいのある幼児児童生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取り組みを支援する視点に立ち、一人一人に合わせた支援が強調されています。子どもに合わせた支援をご家族だけでなく、各種味方を活用して進めていきましょう。

具体的にどんなことをしている?おススメ・役立ち情報は?

幼児期以降、『言葉」の発達は大事な時期ですが、『学習』にもつ繋がっていく『音韻意識』の状況を把握しておくことは大切です。家庭や園生活で『言葉』の様子をもとに、年長の頃、「しりとり」や「かるた」、「じゃんけんグリコ」など音遊び、「ことば集め」ができることが一つの目安になります。日常生活の中で音を意識した『ことば遊び』を取り入れてみましょう。ただし子どもの発達には個人差が大きく、生活している『環境』(例えば家では兄弟の有無や遊び、集団生活では園の方針や遊び、子どもの構成等)によっても獲得に個人差があります。目安として、小学校1年生になって『読み書き』の獲得が進まず、つまずきがみられるときには専門機関に相談しましょう。また、その後は、各教科を一生懸命取り組んでもテスト等で結果が出せず自信を無くしている、等も専門機関への相談の目安になります。

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