困りごとと解決方法の詳細
小学校入学前には特別支援学級(以下特学)と言われ、教育委員会の先生と面談させられたり、特学へ見学に行くように言われたり、特学の親の会へ参加するように言われたり…でも”やりなさい”と言われたことは全てやって、その上で我が子が皆と同じ大きな教室がいいと言ったので、ことばの教室の先生にサポートしてもらいながら通常学級に入学した。
専門家からのアドバイス
困りごと、なぜ?どうして?どうしたらいいの?
具体的にどんなことをしている?おススメ・役立ち情報は?
就学前の進路については教育委員会が一番情報を持っています。教育委員会では、年長時の9月以降に就学前健診で子どもは簡単な検査を行い、どんな教育環境(通常学級、ことばの教室利用、特別支援学級、特別支援学校等)が良いかを判断する役割があります。年長時の年末までに小学校についてはある程度進路を決める流れになっています。情報が欲しい場合は少し早めに(夏頃には)相談してみることも良いと思います。
子どもの進路について、ご家族は子どもの特性を考えながら色々な情報を得て進んでいますね。進路の決定権は子どもの年齢が低いほどご家族に委ねられます。ご家族は責任重大、と思うことでしょう。ただ、子どもは家庭で学ぶべきことも多いですが、家庭以外のどんな社会でも学ぶことはたくさんあります。うまくいかなかったらどうしよう、できるだけ早めに、とできるだけ子どもにとって安全な環境を考えるものです。この時、『子どもがどうしたいのか』『子どもの人生である』という点は大切にしてあげましょう。子どもたちにご家族が悩まれている選択肢や進路先を伝え相談してみましょう。例えば一緒に現場見学に行ったりパンフレットを見たり。選択肢が存在せず、ここに行くしかないこともありますね。その状況を丁寧に伝え、『子どもの人生』を伴走していることが子どもに伝わるようにできると、何か困っても子どもはご家族に伝えてくれるものです。特に思春期以降は『最終決定』を子どもができるようにしてあげましょう。