困りごとと解決方法の詳細
就労先でトラブルが増え、作業療法士に相談し、県の発達障害支援コーディネーター事業に繋いで対応してもらった。
作業療法士と相談支援専門員で我が子の就労先を見学してもらい、就労先の職員を交えて会議を開いてもらった。
その結果、就労先では子供の特徴への理解が深まり、就労や他者とのトラブルを回避するための環境を整えてもらうことができ、本人も就労に前向きに取り組めるようになった。
専門家からのアドバイス
困りごと、なぜ?どうして?どうしたらいいの?
具体的にどんなことをしている?おススメ・役立ち情報は?
学校や職場で上手くいかないことが増えると心身に症状が出ることがあります。発達障がいの診断がある方では、『2次障害』と呼び、診断が無い方では『精神症状・精神障害』と呼んだりします。気分が落ち込む(うつ、抑うつ症状)、頭痛や下痢等体に症状が出る(心身症)、眠れない(不眠症)、聞こえないはずの声が聞こえる(幻聴)等、脳の不調により様々な症状が出現し、『動けない・何も考えられない状況』に向かいます。このような症状が出る前に職場と繋がることが大切です。仕事内容の調整や職場での様子確認等をご家族または繋がっていれば専門家から行いましょう。お子さんに上記症状が出ている状況では『環境』を整えても症状が改善されることは稀で、まずは『静養』や『治療』が必要になります。症状が複数日続くようであれば、医療機関(かかりつけ医、専門医(心療内科、精神科等)等)に繋がり相談しましょう。
就職先で上手くいかない、という相談を受けることがあります。医療機関で幼少期に診断がついている方、医療機関を利用したことは無かったが、これまでの生活で育てにくさやトラブルがあった方、これまで気にすることは無かったが就職して上手くいかなくなった方。子どもは大人になり、仕事に就き、収入を得ながら社会生活を続けます。園や学校生活同様、集団生活であることが多く、更に上下関係も加わり職場に慣れるのは至難の業ですね。教育現場以上にご家族だけで何とかすることには限界があると思います。放っておくと食欲の低下や不眠等の心身の不調が現れる方も多く、それだけストレスが強く危機的状況です。上手くいっていないことに気づいたら、これまでの子育てを通して少しでも味方に思える方がいれば、その方に連絡を取ってみましょう。思い浮かばなければかかりつけ医等、医療関係者と繋がってみましょう。