困りごとと解決方法の詳細
車の音や街中の雑踏音が辛くて、外出しても歩けなかったり、ひどく疲弊した。イヤーマフの替わりに、本人が違和感なくつけられる柔らかい耳栓(100円ショップ)や、可愛い柄の本人の気に入ったヘッドホン(コードは切りとった)をつけて外出した。同時に、興味がある物を見つけて楽しい気持ちを引き出せるように声かけし、そちらに興味を向けることで、緩和されながら慣れて、つけなくても外出出来る時間が増えていった。
専門家からのアドバイス
困りごと、なぜ?どうして?どうしたらいいの?
具体的にどんなことをしている?おススメ・役立ち情報は?
大人もジェットコースターが好きな人もいれば嫌いな人もいるように、感覚センサーの受け取り方は人それぞれです。ジェットコースターが苦手な人がわざわざ乗らないように、苦手な感覚を避けることは悪いことではないと思います。イヤーマフをして身を守ったり、自分の特性を理解して行動を選択する力を身に付けていくことが社会生活を続ける上で大切です。
発達障がい(特に自閉スペクトラム症やADHD)の方では、感覚センサーの働きが上手くいかず、大人になっても過敏であったり鈍感であったりします。感覚センサーが十分に働かない、働き過ぎる場合は、子どもを変えるのではなく『環境』を整えることで『安心した生活』が続けられます。子どもは生まれた時からその感覚センサーと付き合っているため、周りとの違いに気づかずに苦労していることも多いです。