困りごとと解決方法の詳細
小学校1年の時、音楽室で曲を聞く授業の時、急に泣き出して嫌がりました。言語聴覚士の先生に相談したところ、音楽室の音量に抵抗があったかもしれない、また嫌だと感じる音域があるのかもしれないということでしたので、授業中に嫌がるようだったら、副担任の先生と曲が終わるまで廊下で待って、曲が終わったらまた音楽室に戻してもらうように担任の先生にお願いしました。
専門家からのアドバイス
困りごと、なぜ?どうして?どうしたらいいの?
具体的にどんなことをしている?おススメ・役立ち情報は?
大人もジェットコースターが好きな人もいれば嫌いな人もいるように、感覚センサーの受け取り方は人それぞれです。ジェットコースターが苦手な人がわざわざ乗らないように、苦手な感覚を避けることは悪いことではないと思います。イヤーマフをして身を守ったり、自分の特性を理解して行動を選択する力を身に付けていくことが社会生活を続ける上で大切です。
発達障がい(特に自閉スペクトラム症やADHD)の方では、感覚センサーの働きが上手くいかず、大人になっても過敏であったり鈍感であったりします。感覚センサーが十分に働かない、働き過ぎる場合は、子どもを変えるのではなく『環境』を整えることで『安心した生活』が続けられます。子どもは生まれた時からその感覚センサーと付き合っているため、周りとの違いに気づかずに苦労していることも多いです。