「動作がゆっくり、時間がかかる」への解決方法

親が声をかけて確認した

困りごとと解決方法の詳細

朝起きて家を出るまでの支度が思いつきで行動することで大人が声をかけないと時間がかかり遅刻してしまっていた。
高校現在も保護者/親が声をかけ確認している。

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専門家からのアドバイス

困りごと、なぜ?どうして?どうしたらいいの?

企画性・機敏性という言葉についても聞き慣れない方もいるかもしれません。頭の中で瞬時にこれから行なう行動(例えば自転車に乗る際、まずハンドルをもって、ブレーキを解除して、サドルにまたがり、片側のペダルに足を乗せペダルを漕ぎ、反対側の足をペダルに乗せて両足でペダルを漕ぐ、決められた楽譜通りに鍵盤を弾く等)を瞬時に考え順序通りに行動する能力です。人は繰り返しの練習を通して、少しずつ行動がオートマチックに行えるようになっていきますが、子どもにより順序だてて行動することが苦手な方がいます。日々の生活の流れで行動がスムーズに進まない場合、朝が弱い(眠くて頭が回らない)、やるべき行動が多すぎて頭や体で覚えきれていない、準備という社会のルールに興味が無い、等色々な理由が考えられます。

具体的にどんなことをしている?おススメ・役立ち情報は?

朝だけのことなのか常になのか等を把握しておく必要性がありますが、朝が弱いようであれば、睡眠の調整を必要に応じて医師と相談しながら、調子が悪い日は家族ができるだけ手伝い、調子が良い日に少しでもできることは見守り、社会との接点を保証してあげる支援が大切です。時間を逆算して行動することは小さいうちは難しいことのひとつです。大人が余裕をもった時間設定にすることで、本人の力でできたという経験、またその中で何時に何をしたらできたという意識をしてもらうことが良いかと思います。またゲームの場なとでスピードを求められる経験をすることも時間感覚を育てるかもしれません。

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