「衣服の着こなしが出来ない・服装を気にしない」への解決方法

保護者が服装のアドバイス、調整をした

困りごとと解決方法の詳細

衣服の上下の組み合わせが悪かった。
小学生の間は保護者/親が服を選んで用意していた。
中学生頃からは、自分で選んで着ていたが、あまりに組み合わせがおかしい時は「こっちのほうがいい」と上下どちらかを変えてもらった。
高校生になってからは、似たような服が多いのもあるが、本人も色合いなど気にするようになってきた。

専門家からのアドバイス

困りごと、なぜ?どうして?どうしたらいいの?

幼児期を中心に学童期にかけて、下着が出てしまうお子さんは多いですね。身の回り動作の獲得の順で、目に見える動作は比較的早い段階で獲得していきますが、シャツをしまう(特に背部)、おしりを拭く、髪を洗う等、の自分の目で確認できない部分の動作は獲得に時間がかかります。『下着の色を目立たない色に変える』というアイデアはとてもいいですね。動作ができないと動作を獲得させる方法を考えがちですが、子どもの現在の能力に合わせて環境を整える(周りから指摘されないようにする工夫)はとても良いアイデアであると感心しました。
一方、子どもは生まれてからご家族の選んだ服装を着て生活を続けていきます。子どもは少しずつ、家族以外の他者と生活を共にする時間が増えていきます。その過程で、幼児期後半辺りから好きなキャラクターの服を好んで着たいと伝えてみたり、小学校中学年くらいからは周りからどう見られているか、立ち振る舞いや服装等に気を使う子どもが出てきます。性別や性格、育ってきた環境の影響を受けながら、その度合いは様々です。子どもは少なからず親ご家族の影響を受けて大人になっていきます。ご家族として異性として、子どもの成長に合わせてアドバイスすることはとても大切ですね。

具体的にどんなことをしている?おススメ・役立ち情報は?

服装に無頓着な子どもは一定数おり、思春期以降、どのように対応したら良いか?と相談を受けることがあります。子どもとご家族との積み重ねてきた関係もありますが、思春期以降では、身近な同性(父親、兄弟、親戚、友人、リハスタッフ等)に普段利用するお店に同行してもらったり、情報を教えてもらったりと、金銭管理も含め、社会経験の一つとして協力してもらうことがあります。

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利用者の声

たたたより 2022.07.29

色のこだわりが強いと似た色ばかりになりますよね