「片付け・整理整頓が苦手」への解決方法

一緒に整理を行い、年齢とともに自ら対応した

困りごとと解決方法の詳細

学校ではプリント類を持ち帰ることが多く、初めのうちは子供自身が整理できるようにと厳しく注意していた。
支援学級の先生に相談すると「どんどん手助けしていいんです」と言われて整理整頓が苦手なのは仕方がないと保護者/親が半ば諦めた。
一緒に箱に全部出して週末に仕分けしたり、学期ごとに溜まったプリントを一緒に処分するように手助けした。
中学校になるとあまり見られたくないと思ったのか、自分で定期的に処分できるようになった。

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専門家からのアドバイス

困りごと、なぜ?どうして?どうしたらいいの?

幼児期から成人期まで幅広いライフステージでご家族が困られているのが整理整頓です。子ども側の理由として、決められた戻す場所が分からない、場所は分かるが次の活動が気になって途切れる、片付けるという社会のルールが分からない、等様々です。子ども以外の理由として、片付ける場所が家で決められていない、物が多すぎる、家族も似たところがある、等様々です。学校に比べると家庭は自由に使える空間が学校よりも広く、曖昧な空間になりやすい特徴があります。身の回り動作の獲得は子どもにより異なりますが、どのご家族も工夫されているのは、大人が子どもの『環境』を整え、子どもの成功体験に繋げてることです。厳しい対応よりは優しい対応を、曖昧よりは明確な対応を続けていきましょう。

具体的にどんなことをしている?おススメ・役立ち情報は?

整理整頓では、子どもに分かりやすい『環境』作りが大切です。また、できるだけ物や指示は多いより少ない方が子どもは注目しやすくなります。また、獲得に近づけるには丁寧な大人の介入が必要になることも多いです。このスペースに置く、と決めるのはとても良いアイデアです。また、学校からのプリントはA4サイズのクリアケースを用意し、この中にとりあえず入れて持って帰ってくる、と子どもと決め、学校の先生にも大切なプリントは先生からケースに入れてもらう、週末は一緒に机の中を確認する等、失敗経験に繋がらない協力が欠かせません。整理整頓は成人になっても困りごととして報告があります、気長に、そして整理整頓が苦手でも他に輝くものがあればそちらを大切にし、大人が手伝うことを良しとしましょう。

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