「予定を立てるのが苦手」への解決方法

予定をざっくり保護者と一緒に立てた

困りごとと解決方法の詳細

小学校では毎年、夏休み中の一日の過ごし方、というプリントがあって毎年親子で作成した。
本人はとても細かく予定を立てたがったが、実際にはその通りに行動することは難しいので、できるだけ朝、午前中、昼食、午後(遊びに行って帰宅する時間)、夕飯、寝る時間などざっくり計画を立てた。
理想と現実の違いに本人が気づいていないので、いくら予定をたててもそれを実行することができない。
時間の感覚や、その場の雰囲気に流されることが多いので、予定通りには行かないものだと学年が上がるところで徐々に気づいた。

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専門家からのアドバイス

困りごと、なぜ?どうして?どうしたらいいの?

時間管理は目に見えず、生活リズムの確立に繋がるとても大切な機能です。多くのご家族の投稿に共通することは、規則正しく朝起きること、夜寝ること、予定通りに生活すること、それを子ども自身が管理することは簡単ではなく、家族は子どものできることを見つけ、できないことについては支えになっています。子どもは思春期を迎えていきますが、第二次性徴によるホルモンバランスの崩れ、将来に向けた期待と不安、SNS等を含む人間関係の複雑化、教科学修の専門化等、子どもたちは心も体も揺れ動きながら日常生活を送っています。次の日に楽しいイベントがある等必要な時は起きられる等、まだまだ自己中心的な様子はありますが、これも一つの兆しではないでしょうか。家族が子どもの味方になり、気長に経過を追っていくことが遠回りのように見えて大切な支援です。

具体的にどんなことをしている?おススメ・役立ち情報は?

朝と夜だけに注目せず、日中の過ごし方を工夫(十分に体を動かし疲労感を得る、昼寝の時間を短くしてもらう等)して生活リズムの調整に繋げることも大切な視点です。毎日ではなくても、ある活動を行った日は少し早く寝ることができる等、子どもの情報を整理しておくことに意味があると思います。また、夏休み等の長期休暇の予定管理は、朝起きてから夜寝るまでという一日の予定の連続です。ざっくりの予定を決めたり、カレンダー等を用いて可視化することも有効な手段の一つです。
経過を追いながらも昼夜逆転が長期にわたり続き、学校や職場等への参加が難しい場合、様々な要因が重なり体が悲鳴をあげている可能性があります。そのような時は医療機関等、専門家に相談してみることも検討してみましょう。

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