「雨が降ると騒ぐ」への解決方法

音の発生源を理解し落ち着いていった

困りごとと解決方法の詳細

雷と打ち上げ花火が大の苦手だった。
雷は自然の現象で、花火は美しいもので怖いものではないことが分かってきて、小学校にあがる前には大丈夫になった。

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専門家からのアドバイス

困りごと、なぜ?どうして?どうしたらいいの?

人は自分以外の外の世界に気づき生活範囲を広げていきます。外の世界で生き抜くために、体の多くの感覚センサーは最初『守る』から始まり、少しずつ『知る・分かる・判断する』に移行してきます。小学校前には音の感覚センサーの準備が進み、雷や花火が安全であると、『知る・分かる・判断する』ことができていました。子どもの発達では、『感覚センサー』について小学校高学年(10歳)までには『守る』から『知る・分かる・判断する』に移行していきますが個人差があり、苦手な感覚(b4さんは音でしたが、匂い、触る、揺れるなど)が来るかもしれないという不安は、情緒に影響を与えることがあります。

具体的にどんなことをしている?おススメ・役立ち情報は?

私が以前担当した方では、小学校低学年時でも雨の日になると落ち着かなくなり、「雷は室内にいれば安全」と分かっていても、雷の音が苦手でビクビク過ごしており相談を受けたことがあります。本人を急に変えることは難しいため、学校の先生に子どもの状態を説明した後、耳栓を使用する許可を得て雨の日は使用し、大分集中できるようになりました。その他、蛍光灯の光が苦手であればサングラス、ベタベタ糊を触ることが苦手であればスティックタイプにするなど、道具を工夫することで対応できる方もいます。

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