困りごとと解決方法の詳細
特に思春期に入る小学校高学年くらいから、思い通りにならなかったり注意されると、暴言をはいたり、部屋のドアをたたいたり、物を投げたりした。
少しすると落ち着き泣きながら「(こんなことをして)ごめんなさい」と言ってくるので、その時を待って、一緒に片付けたり話をするようにした。
同じクラスの子にからかわれたことで、教室の椅子を蹴ったりして暴れていた。
それを止めようとしてくれた子の腕を噛んだこともあった。
小学校時、担任の先生に相談し、少しイライラしてきたら一人になってクールダウンできる場所(「保健室の隅にパーテーションで仕切った空間」など)を作ってもらった。
専門家からのアドバイス
困りごと、なぜ?どうして?どうしたらいいの?
具体的にどんなことをしている?おススメ・役立ち情報は?
学校の先生がクールダウンの部屋を作って対応してくれました。感情の爆発が起こったらその場で落ち着くように説明しても十分な情報は入っていかず、更に激しい暴力や自傷行為に繋がる子どももいます。感情の爆発が起きたら一つの方法として、『その場から離れて過ごす場所を作る』という対応はh8さんの「トイレで気持ちを切り替えている」と同じで有効な場合が多いです。
人はイライラしたり怒ったり泣き叫んだり、様々な形で自分の心模様(情緒)を表現します。一歩離れて見てみると、子どもは周りの人々にどこかで『分かってもらいたい』と思っているように感じます。ただ、それを表現する方法が下手だったり、気持ちがあふれすぎてコントロールできなくなってしまったり...。思春期には心も体も揺れ動き、尚更自分をコントロールする余裕がない方も多いです。ご家族の報告を読むと、共通する解決方法は、そばで状況を見守りながらの『子どもに合わせた対応』という点です。イライラする前の対応、イライラ中の対応、イライラが落ち着いた後の対応、正解はありませんがどれも参考になります。「見守っているよ、〇〇でどうしていいか分からなくなったんだね」と言葉にしなくてもそのような雰囲気が大切です。子どもは『分かってもらえる』他者の存在に気付き安心すると、時間はかかりますが少しずつ情緒コントロール能力が高まっていきます。『分かってもらえる』存在が家族以外にも増えると良い循環に繋がる方が多いようです。