困りごとと解決方法の詳細
作業療法で陶芸やお菓子作りを行い、段取りや指示理解の向上を目指した。
専門家からのアドバイス
困りごと、なぜ?どうして?どうしたらいいの?
具体的にどんなことをしている?おススメ・役立ち情報は?
作業療法士が登場していますが、目的が「段取りや指示理解の向上」、内容が料理や陶芸と示されています。作業療法士の得意なことのひとつに『作業分析』があります。子どものなぜ?を突き止める際、経験の少ない活動(ここでは料理や陶芸)を提供することで、ご家族が困っている『指示理解・状況判断が悪い理由(なぜ?)』を探っていきます。なぜ?が分かった後は、苦手な活動を繰り返すのではなく、興味や得意が活かせる活動を提供し、家庭でも導入してもらいます。このことがスキルアップや将来の趣味・仕事に繋がっていきます。
『知る・分かる・判断する』ことは一般的に年齢と共に高まっていきますが、情緒や感覚のページで少し触れた『感覚センサー』がうまく働かないと、目の前にある物・ことが何なのかを『知る・分かる・判断する』ことは上手くできません。更に目の前にない物・ことについてはこれまでの経験を頭から引き出す必要があるためより高度です。共通している解決方法は『周りをうまく利用する』という点です。なぜ?の理由は上述しましたが、どのようにしたらいいの?と考えた際、家族が自ら試行錯誤するのも一つの方法ですが、いっそのこと、周りに任せてみる、頼んでみることを考えてみるのも一つの方法です。それぞれの視点で子どもに良い影響を与えてくれているようです。