困りごとと解決方法の詳細
集団生活に入ると、どうしても避けられないのが行事。
特に遠足などの楽しい行事は行かせてあげたい。
もちろん親が付いて行ける行事は付いて行ったが、学齢が大きくなると親無しで経験させたいのが本音。
幼稚園のお泊り保育や小学校の泊まり行事は初めてのことだらけなので心配だった。
事前に使用する施設へ子どもと出向いた。
事情を話せば施設の中を見学させてくれたり、プログラムの説明をわかる範囲でしてくれた。
集団で体験することは当日しかできないが、「初めての場所が…」という思いは、全ては払拭できないが軽減できると思う。
専門家からのアドバイス
困りごと、なぜ?どうして?どうしたらいいの?
具体的にどんなことをしている?おススメ・役立ち情報は?
集団生活では、多くの生活課題が登場します。大きく分けて学修面と生活面です。子どもそれぞれに『個別支援計画書』を作成してご家族と共有しながら集団生活を見守ってくれる園や学校も増えてきましたが、現在の制度ではマンパワー不足等、個別への配慮に限界があります。ただし、先生方も集団を運営しながらどうしたら上手くいくのか悩みながら見守ってくれていることも多いため、子どもの集団での様子について園や学校から連絡はあった場合、利用できる専門職を巻き込みながら、子どもの特性を知っている皆で具体的な対応方法を詰めていきましょう。
子どもは家族という集団から生活を開始し、その後、身近な地域で園や学校生活、習い事等で集団生活を経験していきます。家庭はある程度自由がきく集団ですが、園や学校等の集団では皆が同じ行動や課題を求められる場面が多く、地域で生活する個性豊かな子どもたちで構成されており、共同生活に慣れるのは至難の業ですね。また、園や学校では年度ごとに課題の難易度が上がり、メンバーが代わることもあり、子どもは誰もが家庭より頑張って生活しています。園や学校は家族や子どもが選べる場合もありますが稀で、住んでいる地域で決められた園や学校に入らざるを得ないことも多いですね。それに対して習い事やイベント参加等は比較的選ぶことが可能です。
多くのご家族が集団生活での工夫を紹介してくれており、解決方法は子どもの特性に応じてそれぞれ異なりますがどれもリアルです。ある集団に入って、知らないうちに行き渋るようになった、はできるだけ避けたいですね。子どもが集団で少しでも安心した生活が送れるよう、利用する予定の集団があれば、子どもたちの人数や方針等を情報収集し、一度見学に行き普段の子どもや先生方の雰囲気を感じることで、事前に準備できることが見つかるかもしれません。