困りごとと解決方法の詳細
マインクラフトに興味を持ち、プログラミングスクール、スクラッチ言語、3Dプリンター制作等に通う機会を設けた。
専門家からのアドバイス
困りごと、なぜ?どうして?どうしたらいいの?
具体的にどんなことをしている?おススメ・役立ち情報は?
現在、高等学校の形態は多様化しており、N高・S高のようにICTを積極的に活用した通信制高等学校で学ぶ学生が増加傾向にあります。習い事も多種多様です。子どもにとっては学ぶ場の選択肢が増えたと捉えて良いと思います。
医療機関で『自己肯定感』が低下している子どもの進路相談を受けることがありますが、大切にしていることは『子どもの自己決定』です。思春期真っ只中や思春期に向かう子どもの進路や習い事選択では、大人の役割は情報提供程度に留め、『興味』『関心』を軸に、子どもの状態や特性に合わせて検討に寄り添い、最終的な判断を子どもに行わせるようにしましょう。その際、自分の人生の失敗談があれば交えながらでも構いませんので、『うまくいかなくても他に道はあるよ』という安心感を伝える役割を大人は果たせるといいですね。
児童期以降、学校生活を通して子どもは周りとの違い、得意なこと、苦手なことに少しずつ気づいていきます。得意なことがあったり、得意なことがなくても誰かから『認めてもらえる』・『褒めてもらえる』機会が保障されたりすると、子どもは『自己肯定感』を保ちつつ、自分はこれからどんな自分になっていくのか少しずつ考える機会が増えていきます。この流れがうまくいかなくなると、『自己肯定感』が下がり、学校に行きたくない等、意欲が低下し悪循環に向かっていきます。
ご家族の投稿では、学校での『自己肯定感』の低下を少しでも食い止め、向上を目指して様々な機関を利用しています。子どもが悪循環に向かっている際、学校に通い続けることを目標とせず、時には休み、焦らずに子どもが『興味』『関心』をもてる活動を見つけていくことが大切です。医療機関を利用し、少し休息をとりながら生活リズムを整え『自己肯定感』の向上を目指していくこともあります。