困りごとと解決方法の詳細
アイコンタクトの悪さは現在でもあるが、集団の中にいる時間と一人で過ごす時間で自分なりにバランスをとっているように見える。
秩序を乱す人、良識の無い行為にはかなり反応が強い。
親が見本を見せるのが早いかと考え、学校の役員、ボランティア、盆踊り、各種イベントなど子どもと一緒に積極的に参加した。
専門家からのアドバイス
困りごと、なぜ?どうして?どうしたらいいの?
具体的にどんなことをしている?おススメ・役立ち情報は?
人と関わることが苦手なお子さんの支援に専門家が関わることがあります。そこでは、子どもの抱えている不安や現在来ているトラブルがどのような背景からくるのか、本人とのやりとりやご家族からの情報をもとに見つけ、どのように対処したらよいか解決方法を一緒に考えます。子どもは成長するにつれて自分の特性やその付き合い方を考えられるようになったり、問題解決の引き出しが増えると社会生活において安心して過ごせるようになっていきます。作業療法(OT)ではその『引き出しづくり』のお手伝いをしています。
『人と関わる力=社会性』とすると、子どもが関わる対象は、母親から始まり父親、兄弟姉妹、祖父母等の身内、その後、園や学校の先生や子どもたち、職場での上司や同僚等、社会生活の広がりとともに変化してきます。また、それぞれの対象との関わりを通して、子どもは言葉やルールを学び、他者と関係を深めていきます。ただし、最初から人と上手に関われる訳ではなく、相手(まずはご家族)が合わせてくれることで『成功体験』を積み重ねていきます。子どもの社会性の育ちのスタートは、我が子の人との関わり方を普段から見ているご家族との関わりからです。子どもが人と上手く関われなかったとしても、身近な家族が子どもに合わせて関わることから始めてみましょう。トラブルになる場合は園や学校の先生、専門家も活用てみるのも一つの手段です。思春期からの対応」より、小さな時からの『成功体験』の積み重ねが対人トラブルの回避に繋がります。