困りごとと解決方法の詳細
授業中、交流学級のお子さんたちの声が苦痛になり、交流に行くのを拒否したため、支援学級の担任の先生に相談し、イヤーマフを持参し、交流学級で少しでも過ごせるようにしている。
専門家からのアドバイス
困りごと、なぜ?どうして?どうしたらいいの?
具体的にどんなことをしている?おススメ・役立ち情報は?
大人もジェットコースターが好きな人もいれば嫌いな人もいるように、感覚センサーの受け取り方は人それぞれです。ジェットコースターが苦手な人がわざわざ乗らないように、苦手な感覚を避けることは悪いことではないと思います。イヤーマフをして身を守ったり、自分の特性を理解して行動を選択する力を身に付けていくことが社会生活を続ける上で大切です。
発達障がい(特に自閉スペクトラム症やADHD)の方では、感覚センサーの働きが上手くいかず、大人になっても過敏であったり鈍感であったりします。感覚センサーが十分に働かない、働き過ぎる場合は、子どもを変えるのではなく『環境』を整えることで『安心した生活』が続けられます。子どもは生まれた時からその感覚センサーと付き合っているため、周りとの違いに気づかずに苦労していることも多いです。