困りごとと解決方法の詳細
3,4歳時期、それまでは無かったが、部屋をある程度暗くしても寝ない、と訴えることが増えてきた、寝たくない理由は説明できないが、先に親が寝ようとすると泣くため、親が起きているから眠くなったら伝えてね、と言って添い寝して様子をみると、安心したのか数分で眠いと。その後、数分でいびきをかいて寝る。言葉には表せないが不安があり、先に親が寝た後、自分が起きていたらどうしようという不安も重なり寝たくない、と表現していたのかもしれない。5歳になり、最近は不安の理由を伝えてくれ(例えば運動会や発表会などのダンスを覚えないといけないがなかなか覚えられない等)、その理由に合わせた対応(例えば園の先生に伝えて情報共有・フォローしてもらい、家で動画をスロー再生して一緒に練習、親は下手気味に)している。イベント前は不安を表現することは現在もある。
専門家からのアドバイス
困りごと、なぜ?どうして?どうしたらいいの?
具体的にどんなことをしている?おススメ・役立ち情報は?
ご家族から離れる、という状況下で『不安』を感じることは大切な力です。ご家族も自分の生活があり、子どもと離れる時間を調整することは難しいことの方が多いでしょう。園生活等、離れている時間の様子は先生方が連絡帳等で教えてくれるため、離れた後、園でどうなのか、なども教えてもらうとご家族は安心するかもしれません。また、一緒にいる時間は十分に甘えさせてあげましょう。イベント等に向けて何か練習する、等ご家族がサポートすることもあるかもしれませんね。そんな時は、できるだけ「不器用な、ドジな大人」を演じると、子どもが練習に取り組んでくれることがあります。大人でも難しいんだ、私の方が上手、という安心感に繋がります。
子どもは家族という集団から生活を開始し、その後、身近な地域で園や学校生活、習い事等で集団生活を経験していきます。家庭はある程度自由がきく集団ですが、園や学校等の集団では皆が同じ行動や課題を求められる場面が多く、地域で生活する個性豊かな子どもたちで構成されており、共同生活に慣れるのは至難の業ですね。また、園や学校では年度ごとに課題の難易度が上がり、メンバーが代わることもあり、子どもは誰もが家庭より頑張って生活しています。子どもが毎日泣いている様子を見ながら送り届けるのは辛いことです。園の先生方も同じ気持ちでご家族に労いの声をかけてくれることもあるかもしれませんね。試行錯誤してうまくいけば良いですが、その焦りが子どもに伝わることも。まずは子どもに寄り添い、そのままでいいとという『安心』できる環境を整えることが大切なようですね。