困りごとと解決方法の詳細
4歳10ヶ月になる息子がいます。解決方法を模索しながら試行錯誤している状況です。
「はみがきしよう」「トイレに行って寝るよー」などの声掛けをしても「無視」されてしまい、自分が離れると「やってよー」と怒りながら言ってきます。
毎回その言い方のためイライラしてしまいます。こちらとしては叱りたいわけではなく、自分で出来ることが増えるように言っているつもりなのですが…解決方法に至らず困っています。
専門家からのアドバイス
困りごと、なぜ?どうして?どうしたらいいの?
具体的にどんなことをしている?おススメ・役立ち情報は?

まずはお子さんの行動を観察してみましょう。上記の例では、「歯磨きをしよう=①~⑦の行程を保護者が求めていることをわかっている?」ことをお互いにゆとりのある日(例えば休日の昼食後など)に確認してみましょう。言語理解が怪しい(裏に隠れている全ての行程を理解しているわけではない)と感じた場合は、①~⑦の行程について、最初は保護者が手伝って、徐々に本人に任せてみるのはどうでしょう?言語だけでは伝わり難いこともありますので、本人の横で一緒にお母さんもハミガキをすることで視覚的に理解を促しても良いです。言語理解は十分にある(①~⑦は分かっている)とすれば、「習慣化されていない」、「気分が乗らない」、「不安がある」という可能性が考えられますね。その場合も、できれば最初は保護者が手伝って“一緒に始める”から展開してみましょう。完全に1人に任せるより、「行動の最初」だけ一緒にやると行動が起こりやすくなります。「最初だけ一緒に行こっか。スタートは一緒、最後は○○くんがやってみて!」と展開し、子どもの「できた!」を増やしていけると良いです。身の回り動作の「習慣化」完了は小学校中学年以降と覚えておきましょう。


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お子さんはそろそろ5歳とのこと、歩き始めた1歳の頃に比べて、色々なことが分かってきているように感じて、ご家族はお子さんに指示を出してくれているのだと思います。ただ、人生まだ5年です。なぜ「無視 → 怒って要求」が起こるのか?お子さん側には次のような可能性が考えられます。1.「言葉だけ」だとイメージしにくい:身の回り動作ができるようになっても、「はみがきをしよう」が我々大人が想像するような「①洗面所に行き、②歯ブラシをとり、③歯磨き粉を付け、④口に入れて上を磨き、⑤下を磨き、➅親への仕上げ磨きの依頼、⑦口をゆすぐ」まで繋がっているかというと怪しい時期です。2.行動の切り替えが苦手(移行の難しさ)、大人が離れてしまうと“不安 or 淋しさ”が出る:身の回り動作が習慣化されておらず、「はみがきをしよう」という言語理解はしていても、「気分が乗らない」「不安がある」のかもしれません。 お子さんの立場から考えると、「何か」に困っていて「助けてほしい」けど、「何」をしていいのか、分からない「合図」として、「無視」や「やってよー」になるのかもしれません。