困りごとと解決方法の詳細
数学が苦手すぎることを本人がどうしたら克服できるかを自ら考えた結果、留年しないですむギリギリのところまでの勉強を徹底するように放課後、高校の教科担当の先生と計画を立てて学修を進めている。
専門家からのアドバイス
困りごと、なぜ?どうして?どうしたらいいの?
具体的にどんなことをしている?おススメ・役立ち情報は?
小学校中学年までは何とか頑張っていた子どもも高学年になり『学習』に付いていけず、行き渋りや不登校になり医療機関を訪れる子どもとご家族は多いです。このように悪循環に陥る前に学校の先生等、周りの力を借りて子どもの支えていくことが大切です。これまでの積み重ねの様子によりますが、小学校高学年以降は学習の難易度が更に高くなっていくため、学校の先生の協力を得て、得意な科目を伸ばし、苦手な科目は最低限出来ることを覚える、等、教科支援の重みづけをしながら学校の先生方、必要に応じた塾の先生方の積極的活用が大切です。その際、特別支援学級、通級の利用等も含め、将来に向けて子どもの意見を交えて検討していくことが必要になる方も多いです。子どもの意見と子どものその後の社会参加を考え、『特別支援学級』や『通級』を利用し、その後の学習が積み重なっていき、高校、大学と進学していく方もおられます。
小学校4年生(10歳)になると教科書で使用される『言葉』は急に難しくなります。学習に遅れないように色々と努力を続けてきた子どもたちもこの頃から学習で遅れてくることがあります(10歳の壁等聞いたことがあるでしょうか)。得意なこと、苦手なことが明らかになってきて、その背景には脳機能(子どもの特性と考えても良いと思います)が関係しています。各種工夫をして子どもの自己肯定感を保つことがより大切になってきます。テストで毎回低い点数では誰でも自信がなくなり、学習意欲が低下し、学校に行きたくなるという悪循環に向かっていきます。学習において得意な科目がある場合はその科目を頑張る、学習以外で自信の持てる活動(趣味や習い事等)を一つでも持っていると良いですね。