『困りごと解決システムmama and...』へようこそ!

子どもは常に発達しています。ただ、発達は子どもの『個性』や『環境』により時に『でこぼこ』し、子育て中のご家族の『困りごと』に繋がることがあります。
このシステムは、栃木県北部にある発達に関する専門機関『なす療育園』を利用されたご家族の『困りごと』を整理し、ご家族が実際に行った『解決方法』を収集し、そこに専門家のアドバイスを加えた閲覧システムです。
まだまだ発展途上なシステムですが、ご家族が実際に行った『解決方法』は実にリアルであり、何だかこの情報、子育て中の誰にでも役に立つ情報では?と日々感じ、私も参考にしています。
なす療育園の利用者に留まらず、子育てをされている地域の方々が身近に利用できるシステムに…これが私の最終的な思いであり、研究のゴールです。

国際医療福祉大学 関森 英伸


本システムは、国際医療福祉リハビリテーションセンターなす療育園(以下なす療育園)及び周辺地域の療育機関、子育て支援センター等を利用し子育てをされてきたご家族の情報を蓄積し、子育てを中心的に行っているお母様だけでなく皆の力を活用してお子様の困りごとを解決し、安堵してもらうことを目指すWebシステムです。 

『mama and...』の由来

なす療育園を利用し終了したご家族への追跡調査(元気にしている?)を通して、「専門機関の利用が落ち着いたものの、子育てを通して子どもの気になることに遭遇した際、気軽に相談できる窓口が欲しい!」というご意見を多数いただきました。
一人で悩まず誰かと一緒に解決していける『心の支え』『お守り』になり得るシステムにしたいな、という開発者の思いから、『mama and』⇒ママが安堵する 『...』⇒ 先輩ママやパパの子育て情報 としました。

*『mama・ママ』と表記しておりますが、お母様だけが対象ではなく、お子様の子育てに関わっているご家族や支援スタッフが対象となりますのでご安心ください。
現在、先輩ママ、パパからいただいた子育て情報をWeb上に蓄積しながら、実際になす療育園を利用されているご家族や医療機関を利用していないが子育てにおいて困りごとがある地域のご家族、それらを支える支援スタッフに試用していただく段階まで研究が進んでおります。 

最終的には、なす療育園利用者様に留まらず、ご理解いただける自治体の施設(例えば保健センター、子育て支援センター、子ども家庭センター等)を起点に誰もが利用できる『困りごと解決システム』になることを現在、目指しております。 

本システムは、国際医療福祉大学保健医療学部作業療法学科教授の関森英伸を中心に立ち上げ、センター長である下泉秀夫先生の許可を得て、国際医療福祉大学倫理委員会の承認(承認番号21-Io-29、23-lo-05、23-Io-37、24-TC-034)、科学研究費助成事業(若手研究、基盤研究C)の助成を受け実施しております。 

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